NHJのCEO マージ・ハリレラ氏

4月中旬発売

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　日本国内でPolaroidブランドのデジタルカメラが販売されるのはこれが初めて。Polaroidブランドデジタルカメラのライセンス生産を行なっている香港World Wide Licesesから、ニチメンとNHJが国内での独占販売権を取得した。

　NHJのCEO マージ・ハリレラ氏は、「Polaroidのブランド力を生かし、日本市場でも成功できるだろう」と述べ、2004年までにワールドワイドでのシェア5%(台数ベース)を目指すことを明らかにした。

　4月より1機種ずつ、合計4機種を発売することが予定されている。

●USBクレードル付属の「iON 230」

iON 230

　「iON 230」(アイオン230)は、総画素数210万画素(有効192万画素)のCMOSセンサーを内蔵した単焦点薄型軽量デジタルカメラ。店頭実売価格は25,000円前後の見込み。

　USB接続のクレードルが付属し、記録した画像ファイルの転送やバッテリ充電のほか、USB Hubとしても利用できる。

　記録形式はJPEG(Exif 2.1準拠)で、記録解像度は1,600×1,200/1,280×1,024/800×600ピクセル。また320×240ピクセル(15fps、音声なし)の動画撮影もできる。動画のファイル形式はAVI。

　撮影距離は180cm～無限遠で、マクロモードも装備する。デジタルズームは最大2倍。

　記録メディアはSDメモリーカード/MMCのほか、16MBフラッシュメモリを内蔵する。本体背面に1.6型D-TFD液晶モニタを搭載。本体サイズは90×20×63mm(幅×奥行き×高さ)。電源はリチウムポリマー充電池。

□製品情報
http://www.polaroid-digital.jp/ion230.html

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
本体側面にマクロ切替スイッチを装備	1.6型D-TFD液晶モニタを搭載	本体下部。バッテリスロットやメディアスロットを備える
USBクレードル背面にUSBポート×3を備える	デジカメ本体と同時に予備バッテリの充電も行なえる

●光学3倍/310万画素CCD搭載の「PDC 3370」

PDC 3370

　「PDC 3370」は、光学3倍ズーム搭載コンパクトデジタルカメラ。店頭実売価格は4万円前後の見込み。撮像素子は総画素数310万画素CCDを搭載する。

　記録形式はJPEG(Exif 2.1準拠)で、最大記録解像度は2,088×1,550ピクセル。また320×240ピクセル(20fps)の音声付動画撮影もできる。動画のファイル形式はAVI。

　撮影距離は50cm～無限遠で、レンズ前15cmまで寄れるマクロモードを備える。デジタルズームは最大4倍。

　記録メディアはSDメモリーカードで、PC接続用にUSBインターフェイスを装備する。本体背面に1.6型TFT液晶モニタを搭載。本体サイズは96×32×62mm(幅×奥行き×高さ)。電源はリチウム充電池。

□製品情報
http://www.polaroid-digital.jp/pdc3370.html

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
レンズが繰り出した撮影状態	本体背面
本体上部。シャッターやモードダイヤルを装備	本体下部。バッテリスロットやメディアスロットを備える

●その他

　上記2機種のほか、可動式の液晶モニタを搭載した130万画素CMOS機「MISS by Polaroid」が6月より、330万画素CCD搭載のMPEG-4デジタルビデオカメラ「PDC3180」が7月より発売される。

写真はすべてモックアップ
6月発売予定の30万画素CMOS機「MISS by Polaroid」。可動式液晶搭載で、自分撮りも行なえる
7月発売予定のMPEG-4デジタルビデオカメラ「PDC3180」。330万画素CCD搭載

(2003年3月13日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]