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ビル・ゲイツ氏、都内小学校で特別授業
〜PCの可能性と展望について講演

生徒から歓迎の花束を受け取るビル・ゲイツ氏

2月25日 実施



 米Microsoft会長兼CSA(Chief Software Architect)のビル・ゲイツ氏は25日、都内の小学校を訪問。「ビル ゲイツ 子供たちに科学の夢を語る」と題した特別授業を行ない、PCやブロードバンドがもたらす新たな学習などについて講演を行なった。

特別授業が開催された千代田区立昌平小学校

 マイクロソフトは2002年5月、「e-Japan構想」サポートの一環として「ブロードバンドスクールコンソーシアム」を設立。以来、小中学校のブロードバンド化などに取り組んできた。

 今回、特別授業が開催された千代田区立昌平小学校も、同コンソーシアムの協力でブロードバンド化が図られており、生徒1人1人がノートPCでインターネット検索をしたりして学習できる設備が整えられている。

 講演に先立ちゲイツ氏は、児童の授業を参観。児童が「Internet Explorer」やマルチメディア百科辞典「Encarta」で調べものをしたり、「一太郎スマイル」で文書を作成するのを見て回り、時折児童の隣の席に着いては、会話を交わすなどした。

児童の隣の席でノートPCに触れるゲイツ氏 ゲイツ氏の右隣はマイクロソフト株式会社の阿多社長

 授業には、同小学生児童60人、千代田区立錬成中学校生徒150人が参加したほか、ブロードバンドスクール第1号の岡山市立西小学校とインターネット回線で接続され、お互いの様子が中継で伝えられた。

 講演でゲイツ氏はまず、自らの幼少時代を振り返り、「当時はPCというものは、非常に高価で、夢のような存在だった。またその用途は業務専用で、PCと友達になるなどということは到底不可能に思えた。しかし、PCの能力が飛躍的に向上したことで、自分が子供の頃欲しかったPCをソフトウェア技術で実現しようと思うに至った」と、Microsoft設立の経緯を語った。

 また、「子供の頃はいろいろなことに興味を持つが、その答えを探すのに手間取ることがある。だが、PCやインターネットを活用すれば、即座に最新の情報を入手でき、学習の効率が上がるだけでなく、(PCのマルチメディア性によって)より楽しんで学習できるようになる」と、PCを使った学習の重要性や新たな可能性について言及した。

 今後のPCの展望についてゲイツ氏は、「PCをキーボードで操作する時代は終わり、代わりにペンや音声で操作を行なうようになるだろう。そして2010年には、宿題のような、今紙の上でやっている作業は全てPC上で行なうようになるだろう」との考えを示した。

 最後に「科学の発展には若い人たちのチャレンジが不可欠だ。私自身にしてみても、現在のようなPCは夢でしかなかったが、たくさんの人と協力することで、その夢を達成できた」と締めくくり、生徒にエールを送った。

 なお、同社はここ最近、政府機関システムなどへの同製品採用に向けた動きを活発化させており、今回の来日の目的にはその営業活動も含まれるものと思われる。

インターネット回線で中継された岡山市立西小学校の模様 特別授業には生徒・父兄合わせて300人近くが参加した ゲストとして招かれた駐日アメリカ大使ハワード・ベイカー氏もコメントを寄せた

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/features/2003/Feb03/02-24broadband.asp
□関連記事
【1月15日】Microsoft、政府向けにWindowsのソースコードを開示
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0115/ms.htm
【2002年5月20日】マイクロソフト、18社共同で「ブロードバンドスクール」コンソーシアム設立(INTERNET)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0520/msbs.htm

(2003年2月25日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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