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オリエント、CDメディアなどのリサイクルサービスを開始
2月10日より開始 オリエント測器コンピュータ株式会社は、CDメディアをはじめとするリサイクルサービスを2月10日より開始した。 CDメディアを始め、ハードディスク、テープメディアなどパソコン用記録メディアや、書類など紙資源を回収し、セキュリティ処理を伴ったリサイクルを行なうシステム。 リサイクル依頼者は、専用のダンボール箱「リサイクルBOX」を購入し、その中に破棄するメディア類などを収納する。その後オリエント測器コンピュータがリサイクルBOXを回収し、未開封のままメディアデータの消去や書類の処分を行ない、リサイクル資源として再生するもの。 リサイクルBOXはCDメディアなど、ポリカーボネイト製品用のものと、書類用のものが用意され、価格はポリカーボネイト製品用が1,800円、書類用が1,600円。価格には送料やリサイクル費用などが含まれる。 データ消去は、電磁波による、ハードディスクやフロッピーディスクなど、磁気記録メディアの消去、マイクロウェーブによるCDやDVDメディアの破壊などが実施される。書類についてはリサイクルBOXを丸ごと再生紙工場で処理することになる。
ともに未開封のままデータの破壊が可能なため、情報漏洩を防止できるほか、リサイクルBOXは固有のシリアル番号を付与して管理されるため、確実な処理が実施されたかどうかが確認できるという。 また、希望する依頼者には、処理が終了した段階で「データ消去リサイクル証明書」が発行され、処理が完了したことを通知することが可能。ただし、証明書の発行には手数料として別途500円が必要。 データが消去されたメディア類は、CDやプラスチックケース、テープ、金属類などに仕分けされ、リサイクル作業が実施される。特にCDメディアは「SSV-132A」と呼ばれる工業用シュレッダーにより記録面を削り落とされ、ポリカーボネイトだけの状態となる。DVDメディアについても行程は異なるものの、同様に記録面のみの除去が可能。そのため不純物が少なく、容易に再利用が可能で、1kgあたり150~250円で再販売が可能という。 なお、メディアの分類作業は身体障害者の団体が担当する。身障者らへは、国から直接補助金が支払われるため、本来なら手間の掛かる分類作業も安価に実現できたほか、雇用創出という面でも貢献できたという。 同社では、当面は官公庁や大手企業などを対象とするサービスとして展開する予定。将来的には音楽CDやパソコンソフトなどの流通業者からの回収、一般家庭ゴミからの回収なども視野に入れ、徐々に浸透を図りたいとしている。 PCのリサイクル利用が注目される中、不要になった記録メディア類はそのまま破棄されるのが現状であり、今後はこういったメディア類のリサイクルにも焦点が集まってくることになりそうだ。 □オリエントのホームページ (2003年2月13日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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