12月16日(現地時間) 発表

　米Intergraphは16日(現地時間)、Intel製プロセッサ搭載PCメーカー3社を相手取り、Intergraphの持つキャッシュメモリ管理技術の特許を侵害しているとして提訴した。

　同社は'97年に、同じ特許侵害でIntelを提訴、2002年4月に和解に至った。両社はクロスライセンス契約を結び、IntelはIntergraphに3億ドルの和解金を支払った。

　しかし同社は、「この特許技術はシステムコンポーネント(=プロセッサ)だけでなく、コンピュータシステム全体をカバーする、また、和解はIntergraphとIntelの2社間におけるものであり、Intel製プロセッサを利用しているメーカーは除外される」として、米Dell Computer、米Hewlett-Packard(Compaq製品を含む)、米Gatewayに対し賠償金の支払いを求める訴えを起こした。賠償額は明らかにされていない。

　19日現在、提訴された3社はこの件に関してコメントを出していない。

□Intergraphのホームページ(英文)
http://www.intergraph.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intergraph.com/press02/ReleaseCorp12-16-02.asp
□関連記事
【4月16日】IntelとIntergraph特許侵害訴訟で和解
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0416/intel.htm

(2002年12月19日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]