私、このカメラ気に入った!

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 前回に引き続き、夏休み特別企画をお届けする。今回のカメラはCanon IXY DIGITAL 200aだ。前回のCyber-shot Uは注目度の高いデジカメであったが、同じ系統で行くなら、CASIO EXILIMでは? と思う読者の方も多いだろう。
 確かに超小型で、Cyber-shot Uでは欠点となっていた“液晶パネルのサイズ”、“ホワイトバランスの調整”や“露出補正”などが全て備わっている。ただ、筆者的に駄目だったのが、仕様上約1m未満の被写体にピントが合わないことだ。ここにある約半分の写真は1m未満の距離から撮影したものであり、そういった意味からこの企画には適さないという判断になってしまった。
 しかし、そこで困ったのは、EXILIM以外の面白そうなカメラが見当たらないことだ。編集担当といろいろ相談した結果、最終的に「私の好きなデジカメでどうぞ」ということになり、IXY DIGITAL 200aの登場となったわけだ。そうした意味では、各社からもう少し個性的なデジカメが出ることを期待したい。(DiMAGE Xが原色フィルタだったら使っていたかも知れないな……)

 カメラのセッティングは、WB:Daylight、JPEG:Large/Fine、ISO:Auto、AiAF:OFF、デジタルズーム:OFF、内蔵フラッシュ:OFF。シーンによって露出補正を少し触った程度である。AiAFをOFFにしたのは、どうもAiAFを使うとピントが合いにくいケースがあり、それを避けるために、一般的な中央でのAFを使った。またズームを使ったのは携帯電話を持っている横顔のカットのみ。その他は全てワイド端での撮影だ。
 最近はずっとCyber-shot Uを使っていたこともあり、マクロモードへの切り替えが非常に面倒に感じられた。改めてモード切り替え無しで10cmまで寄れる便利さを思い知らされてしまった。この点だけはCyber-shot Uの圧勝であろう。
 発色に関しては、もともとピーカンと曇天のため比較できない。解像感は前回と同様のレタッチを施しているが、それでも200万画素機の圧勝だ。

 さて、撮影日はご覧のようにあいにくのお天気。海辺で撮ってもテレ端だと手ブレ警告が出るほど暗い一日だった。従ってカット数も随分少なくなってしまったものの、まだ少しは夏の感じが残っているだろうか? 八月も残すところあとわずか。この続きは来年夏の新機種で!(笑) (表紙のカットのみIXY DIGITAL 300a)

(c)Photo and Text by Kazuhisa Nishikawa
Model KAORI


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