日本電気株式会社(NEC)は、12.1インチTFT液晶(1,024×768ドット)を搭載し、最薄部18.5mm、重量約1.35～1.37kgのモバイル向けノートPC「LaVie J」シリーズを1月31日より発売する。搭載CPUやHDDなどが異なる3モデルが用意され、価格はすべてオープンプライス。OSはWindows XP Home Edition。

　全モデルUSB 2.0ポートを3ポート搭載しているのが特徴。なお、USB 2.0対応のドライバが付属しないため、出荷状態ではUSB 1.1ポートとしてのみ使用できる。対応ドライバについては、今後同社のホームページにて公開する予定だという。チップセットはVIA ProSavage PN133Tで、ビデオ機能はチップセットに内蔵。

　最上位モデル「LJ700/2D」は、CPUに低電圧版モバイルPentium III-M 800MHzを搭載し、メモリ256MB(最大768MB)、HDD 40GB、IEEE 802.11b準拠の無線LANを内蔵する。また、バッファアンダーラン防止機能を搭載した8/8/6倍速対応のUSB外付け型CD-RWやOffice XP Personalのほか、ヘッドフォンマイクが付属する。店頭予想価格は24万円弱の見込み。

　ミドルレンジモデル「LJ500/2D」は、CPUに低電圧版モバイルCeleron 650MHzを搭載し、メモリ256MB、HDD 30GBを内蔵する。「LJ700/2D」と同様に、USB外付け型CD-RWやOffice XP Personalのほか、ヘッドフォンマイクが付属する。店頭予想価格は18万円弱の見込み。

　ローエンドモデル「LJ300/2A」は、CPUに低電圧版モバイルCeleron 650MHzを搭載し、メモリ256MB、HDD 20GBを内蔵する。外付け型CD-RWやOfficeなどは付属しない。店頭予想価格は14万円弱の見込み。

　共通のインターフェイスは、PCカードスロット Type2×1、CFカードスロット Type2×1、USB 2.0×3、IEEE 1394(4ピン)×1、100Base-TX対応Ethernet、V.90モデム、光デジタル出力/ヘッドフォン共用端子(丸型、ミニジャック)、D-Sub15ピンなどを備える。

　バッテリはリチウムイオンで、本体底面部に取り付けるセカンドバッテリもオプションで用意される。駆動時間は、「LJ700/2D」が約2.3時間、セカンドバッテリ併用時が6時間。「LJ500/2D」と「LJ300/2A」が約2.4時間、セカンドバッテリ併用時が約6.3時間。

　本体サイズは270×222×18.5～23.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量はLJ700/2Dが約1.37kg、LJ500/2DとLJ300/2Aが約1.35kg。

写真は開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
本体全景	液晶を閉じた状態	キーピッチ19mm、ストローク2.5mmのキーボード。キータッチは押しやすい印象

本体左側面。V.90モデム、有線LAN、CFスロットを装備	本体背面。USB 2.0ポート×1、D-Sub15ピンを備える	本体右側面。IEEE 1394ポート、PCカードスロット、USB 2.0ポート×2を装備

オプションのセカンドバッテリ	本体底面に取り付ける。底面部に搭載するスピーカをよける形状になっている	セカンドバッテリ搭載時。厚みと重量が増すが、駆動時間は6時間を超える

付属のACアダプタ(製品版は白い部品も黒くなるとのこと)	コネクタ部は分離可能。実物はかなりコンパクトな印象

(2002年1月18日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]